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ふれあいパック

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ふれあいパック

 

『ふれあいパック』とは、調理した食品を冷却機器で一気に冷やして真空パックにしたもので、温めるだけですぐに召し上がれます。レンジや鍋での湯煎、スチームコンベクションオーブンのスチーム機能で温めて盛り付けるだけのお手軽な商品です。なお、同封しているのは主菜1品と副菜等2品の計3品となりますので、ご飯やお味噌汁は準備していただく必要があります。

『ふれあいパック』はそのお手軽さのほかに以下のメリットもあります。

 栄養士が献立を作成しているので、栄養バランスの取れたお食事をお楽しみいただけます
 高齢者の方でもしっかりと噛みながらお食事ができるように、軟らかく調理しています
 ソフト食等も、常食の方と同じ献立で作りますので疎外感がありません

事業所・施設様にとっても以下のようなメリットがあります。

 人員が不足していても対応が可能です

現状、多くの事業所・施設様で職員の人員が不足していると思います。それが、デイサービス様であれば介護職の方が昼食の準備までを行うケースが多く、入所施設様であれば厨房職員の高齢化や、欠員等で募集をかけても若い世代がなかなか入ってこないという悩みが多いと思います。そういった中で、この『ふれあいパック』は調理の手間がなくなるため、ご利用者様・入所者様の人数にもよりますが、担当する人が1人いれば準備が完了できます。

 最大の経費である「人件費」を抑えることができます

上記とも関連してくる内容ですが、少ない人員で厨房が稼働できるため、そこに係る人件費や福利厚生費、社保負担費や手当・賞与等の経費を削減させることが可能です。1度の食数が50食程度であれば、「早番として1人、日勤として1人、遅番として1人」の合計3人いればお食事を提供する事ができ、仮に現状を「早番2人、日勤1人、遅番2人」の合計5人で1日を稼働させている場合よりも経費を抑えることが可能です。また、その分の余剰人員を介護職兼任とするなど、人員不足の部門に割り当てることで業務の効率を向上させることも可能です。

 応募してきてもらえる可能性

最低限の人員からも減員している場合に募集をすることになりますが、その際には通常であれば「調理師免許必須」や「調理経験がある方」という募集内容にする場合が多いと思います。これが、「作るのはおみそ汁だけ」という内容であったならばどうでしょう。調理に不安がある方や簡単なものしかつくれないと思ってる方にとっては、それならば自分にもできるかもと考えて応募を検討する可能性もあると思います。

 

『ふれあいパック』を作ったキッカケについて、内容がとても長くなり、数字やデータを多用いたしますので苦手な方は読み飛ばしてください。

 生産年齢人口の減少に危機感を覚える

厚生労働省が発表した「人口割合の推移と予測」では、2035年には15~64歳の生産年齢人口が現在よりも300万人減少(詳細はこちら)すると予測しています。また、現代において高校への進学率は98.7%、専門学校や短大は84%、大学では57.7%以上(詳細はこちら)になっております。これを鑑みると、15~18歳まではほぼ進学を目指すことになり、18~20歳までもほとんどが進学といってもいい状態です。これを生産年齢人口に当てはめると、15~20歳未満の人口は2035年で530万人と予測(詳細はこちら)されており、前述した減少数である300万人と合わせると830万人が生産年齢人口から外れてしまいます。また、大学進学率57.7%を考慮すると、全体で1,000万人以上の生産年齢人口が減少してしまう予測になっています。これは、2023年時点で神奈川県の人口が約920万人ですので、神奈川県民以上の労働力が減少するということになります。

 福祉業界における人員不足

また、別な視点でいえば、「福祉業界が学生や転職希望者に対して示せる魅力はなにか」という問題があります。近年新卒者の離職が大きく取り上げられる中で、2023年度新卒者の離職理由(詳細はこちら)として、

      1. 上司・経営者の仕事の仕方が気に入らなかった(23%)
      2. 労働時間・環境が不満だった(14%)
      3. 同僚・先輩・後輩とうまくいかなかった(13%)
      4. 給与が低かった(12%)
      5. 仕事内容が面白くなかった(9%)

というランキングになっていました。また、2022年度調査において、”「労働条件等の悩み」の最多回答は「人手が足りない」(52.1%)で、以下、「仕事内容のわりに賃金が低い」(41.4%)、「身体的負担が大きい(腰痛や体力に不安がある)」(29.8%)が続いていました。”(引用元という新卒者以外の離職理由も内容が似ています。こういった状況の中、高齢者は増え続け、今現在であっても慢性的な人員不足が叫ばれており、令和4年度の介護事業所へのアンケートにおいては、66.3%もの事業所が「人が足りない」という状況でした。

 若い世代のワークライフバランス

いわゆるZ世代と呼ばれる現在の20代前半の世代に焦点を当てると、昭和や平成との「働き方」や「重視するもの」が変わりつつあります。(詳細はこちら

        • 仕事とプラーベートのバランスが取れる
        • 休みが取れる、もしくは取りやすい
        • 人間関係がよい
        • 知識・スキルが身につく
        • 労働条件がよい
        • 理不尽な命令、不公平な評価がない

こういった内容が上位を占め、「納得ができること」や「目指したいものへの成長が感じられること」などがより重要視される時代になってきています。そういった思いに対し、我々福祉業界はいったい何を提示できるでしょうか。高額な給与・賞与、休みたいときに有休取得、職場の人間関係は良好、研修や資格取得に会社補助、成果を上げたらしっかりと評価・・・想像するに大企業でしか実行できないことばかりな気がします。それもあってか大企業への就職を希望する新卒者は多く、転職者も今より規模が大きなところを希望する人が多い状況なのだといえます。この状況の中、自らの法人や事業所をどう選んでもらえるでしょうか。

 そういった中で1つのお手伝いができれば

前途多難な道にも思えますが、それでも今動かなければ終わりを迎えることが確実となってしまいます。今の運営を担う50代から40代へとバトンが渡され、それが30代、20代へと引き継いでいくためにはどうあっても「人」が必須となります。その「人」を確保するためにワークライフバランス等を整え、離職を防ぎ、入職したいと思ってもらえるような魅力を作り上げなければいけません。その一助として「業務効率化」や「経費削減」、「人員不足」への対策に『ふれあいパック』を製造しました。

 

 厨房職員人件費

※正職員8時間、パート職員5時間勤務、時給換算で1,000円とした場合

状態 人員数 コスト 合計
現状例 ①早番2人(正職員)
②日勤1人(正職員)
③遅番2人(正職員)
①5,760,000円/年間
②2,880,000円/年間
③5,760,000円/年間
14,400,000円/年間
パック利用例 ①早番1人(パート職員)
②日勤1人(正職員)
③遅番1人(パート職員)
①1,800,000円/年間
②2,880,000円/年間
③1,800,000円/年間
6,480,000円/年間
削減額 7,920,000/年間

もちろんこの3人だけでシフトを回すことは困難なため、あと数名雇用している状態となりますが、前述した社保負担費や福利厚生費、手当や賞与等、人を雇い入れている場合に係る経費も削減することができるため、上記削減額以上の削減が達成できると思います。また、令和6年度10月から始まるパート職員に対する社会保険適用についても、例えば週20時間以上を超える勤務の場合であれば、パート職員合意のもと1日4時間45分勤務とするなど時間を短くしても十分対応が可能です。

 

 時間

作業 現状例 パック利用例 削減結果
検品・検収 約15分 約5分 約10分削減
仕込み 約1時間 約10分 約50分削減
調理(再加熱) 約1時間 約15分 約45分削減
盛り付け
配膳・下膳
洗浄
削減時間 約1時間45分

時間についても、発注品が少なくなるので納品時の検品・検収の時間が少なくなります。また、野菜等をカットする仕込み作業も、おみそ汁等の汁物の具材のみに限定されるため大幅に削減ができます。なお、調理についても『ふれあいパック』の再加熱と汁物の調理に限定されるため、同じく大幅に削減が可能です。

 

 作業の流れ

例えば、パート職員1人で早番を実施する場合、以下のような業務の流れで実行できます。
※画像をクリックすると大きな画像で確認できます

続いて、日勤で出勤する正職員の業務の流れの例です。こちらは雇用されている栄養士を想定しております。

最後に、遅番で出勤するパート職員の業務の流れの例です。

以上のように、少人数であっても対応することができ、仕込みや調理がないため短時間勤務のパート職員でも従事が可能です。

 

『ふれあいパック』のもっと詳しい話を聞きたいと思ってくださった法人様・事業所様。直接お伺いしましてご説明させてもらえればと思いますので、ご遠慮なくお問い合わせくださいますようお願い申し上げます。

法人名 社会福祉法人ふれあいの里
事業所名 在宅障がい者多機能支援施設ラボラーレ登米
担当者 佐々木 真輝(ささき まさき)
TEL 0220-29-4311
FAX 0220-29-4611
MAIL laboraretome@gmail.com (事業所代表)

labotome.sasaki@gmail.com (佐々木個人)

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